白馬に行ってきた 1
白馬に行った。去年の夏に続いて二度目の白馬。去年は初めてのことだったから手探りで要領を得ない心残りの多い旅だったので、今年はいろいろリベンジしたかった。
白馬まで行く特急「あずさ」の南小谷行きは、一日に一本しかないので乗り遅れたら大変だったから早めに最寄りの立川駅に着いて、駅ナカのカフェで時間を潰していた。周りをよく見たら登山の装備をした沢山の人たちが同じようにお茶していた。
去年、帰りの電車で白馬駅の次の穂高駅で沢山の登山客が乗り込んできたのを思い出した。そうか、みんなこの南小谷行きのあずさに乗るんだな。そう考えると立川は信州方面の東京玄関口なのか、と思った。同じようにあずさが停まる八王子もそうだろうけど
電車に乗ると、結構席が埋まっている。ほぼ一ヶ月前にネット予約したときはどこに座るか選びたい放題だったのに。アナウンスがこの列車は満席だと言っていた。凄いもんだな...
大勢の人が私たち(私と娘)と同じように立川から乗り込んだ。私たちは比較的ドアに近い席だったのでサッと座れてしまったけど、大きな荷物を持った人が多く、席が分からなくなってしまった老夫婦などもいて通路はごった返していた。そんなわちゃわちゃした車内の様子をよそに列車は静かに動き出した。
多摩川を渡って豊田の車両基地を過ぎるとすぐに八王子に到着。ここも立川のようなやりとりがあって出発。これから甲府まではノンストップ。高尾の先のトンネルを抜けるといきなり雰囲気が変わる。もう東京じゃない。どこか遠くへ出掛けるとき、列車に乗るまではワクワクするのに、外の景色が寂しくなってくると、いつも急に不安になる。もうホームシックなのか?特に今回は、あずさに乗ったとたん娘が体調が思わしくなさそうで、不穏な気配...二泊三日大丈夫か?
調子悪そうに目を閉じている娘の横で、さっきニューデイズでかったヱビスビールを開ける。まあ、せっかくだしね。
あずさは山間の狭い峡谷をウネウネとしかしかなり速いスピードで駆け抜けていく。
甲府盆地に入ったのか車窓が開けてきた。1時間くらいして甲府に着いたとき何人かビジネスマンふうの人が降りていった。ここらで娘が回復下のか、ビール
を開けて飲み始めた。あ、飲めるんだ、まあ、良かった。
今度は私が眠くなってきた。ビールが回ったらしい。ウトウトして気がついたら松本だった。松本名物、昭和風の駅名アナウンス「ま~つもと~ ま~つもと~」という懐かしいリズムが聞こえた。子どものころはどこの駅もこんな感じだったのに、いつの間にか消えていってしまったな、聞けて良かった。
松本でけっこうな人数の人が降りたようだったけど私の席の周りはまだまだギッチリ埋まっていた。ここから大糸線。目的地が近くなってきたせいか、穂高、信濃大町と停まる度にどんどん降りていった。仁科三湖を観たくて往復CD席側を予約しておいて良かった。どこも線路とは反対側の湖の端まで森が迫っていて美しい。そしてまもなく白馬に着いた。
白馬では殆どの人が降りた。私の車両に残っていたのは中年の男性一人だけ。あの人はどこまで行くのだろう?
自動改札のない柵だけの改札口で切符を駅員さんに手渡して外にでると、ホテルの送迎の人に会えた。今年も泊まりは「東急ホテル」。ホテルのバスに乗り込んで5分くらい走ると到着した。森の中にある赤い屋根のロッジ風の建物。近くのホテルと比べてもかなり大きくて壮観。
大型バスも余裕では入れる屋根の高い車寄せに付けてもらって降りる。
実写版ワンピース見てみた
ネットフリックスの実写版ワンピースを観た。想像以上に良かった。もっと勝手に改変されてるんじゃないかと思ってたけど、意外にも原作に忠実だった。でも何から何まで漫画の通りというわけにもいかないと思う、生身の人間がやるわけだから。それに時間の制約もあるから、端折らなくてはならない場面もあって、あれ?って思うところもあったけど、それを含めてもやっぱり再現度が凄かったと私は感じたかな。なにせ、こうやってブログにあげようと思ったくらいだから。というか、感動してる。
吹き替えでテレビアニメと同じ馴染みのある声で聴かされるから余計にびっくりする。
鼻が全然長くないけど、完全にウソップにみえる。ここは本当に不思議だった。ゾロもサンジもナミも最初はちょっと違和感があるけど声を聴いてるうちにだんだんそれっぽく見えてくる。もちろん俳優陣の演技力は凄いんだけれどね。一番びっくりしたのはバギーかな。凄いCG技術だった。でもバギーの表情も素晴らしいし、なんといっても声優の千葉さんの声が乗ると、もうバギーそのものなんだよね。バギーが出てくると楽しいなあ。あと、ゼフが本当にゼフだった。あのキャラクターはどう頑張っても日本人には無理だよね。凄いな~本物に見える。ガープもね。でも漫画のガープより上品で素敵なおじさまになってましたな。あの顔で「せんべい食うか?」って言うのかな?
でもね、私がこの実写版を観たいと思った一番の理由はセットなんだな。漫画の中の世界はほんとに現実離れしていて夢の中のような感じだから、実写にするのは壮大すぎて無理だよねっておもってた。平面のモノクロの世界が急に立体的な極彩色のリアルな世界に置き換わることの衝撃が凄い。やってしまいましたね、さすがハリウッド。こうなってくると、映画館の巨大スクリーンで観たくなる。
あと、私にはルフィが一番違和感だったんだけど、他がリアルなのでだんだん外堀埋められていくかのように馴染んできた。ルフィ役の子もいい感じだしね。それとまさかと思うけどあのクルクル巻き毛と濃い眉毛なのは、二カになったときに違和感が少なくなるからとかじゃないよね...さすがにそこまで考えてないよね?う~ん、実写版どこまで行くんだろう?チョッパーどんな風になるんだろう?このまま行くとイワさんとかボンちゃんとかあんな感じで出てくるのかしら...いろいろ妄想がつきなくて、次回作が楽しみ過ぎる...
積乱雲が好きである
夏の楽しみは、積乱雲を眺めること。
夏は汗をかいてベタベタするけど、他の季節より天気の変化が楽しくて好きだな。
自宅の窓から、通勤電車の車窓から何気にいつも空を見ている。無意識に積乱雲を探している。
スカッと晴れた青空にもくもく発達した積乱雲を見つけると嬉しくなる。
白く輝く大きなのを見ると「いいね~」と心の中で言っている!
積乱雲が好きな理由は、空の広さを実感できるからかな、多分。特に夏の積乱雲は、とても大きく発達していて圧倒される。大きすぎて怖いとさえ感じる時もあるけど、他の人は怖くないのかな?と思う。
夏の物凄く暑い日に発達しすぎて対流圏の限界面に届いてしまって、てっぺんが平たくなってしまった雲を見る。あの上が成層圏なのだと解る。
積乱雲が発達すると、いよいよどしゃ降りの雨が降ってきたり、雷が鳴り出す。
空が暗くなってきて降って来るかなとハラハラしながら無事に帰宅出来てホッとしてたら、雷が鳴り出してほどなく雨粒の大きな雫がポツポツしてやがてザーッと降ってくる。良かった、間に合ったと嬉しくなる。
安全な場所でどしゃ降りの雨と雷を麦茶を飲みながら見物するのが夏の密かな楽しみなのだ。加えて茹でたとうもろこしか枝豆があれば最高だな。
唐招提寺に行ってきた 2
"その人が本当にいたんだ!" と、やはり実感したのが「鑑真和上像」だった。リアル過ぎて今にも動き出しそうな気がした。
勿論 私が拝観したのは平成時代に作られたレプリカだけど…
当時 お弟子さんの1人が夢で鑑真さんがまもなく亡くなることを悟って、鑑真さんを一生懸命説得して作らせて貰ったとか…その後1300年近くたってもそのお姿を親しく拝見出来るのだから、お弟子さんグッショブだなぁ~
「鑑真和上像」は境内の後ろの方にあって、その先をもう少し進むと「鑑真和上御廟」がある。そこに鑑真さんが眠っておられる。瓦と土を重ね合わせた古い土塀に囲われていて、御廟までの通路以外は苔の庭と池が通路の両脇に一つずつあった。
静寂静謐な空間なのに何故かフワっと温もりを感じる…
鑑真さんのお墓の前で手を合わせて"こんな遠くの島国によくぞお越しくださいました。本当にありがとうございます"と心の中で念じていたら、何故かポロポロ涙がこぼれてきた! 感動したのだろうか?不思議な気持ちだった…
良く手入れされたお庭を通って再び金堂に戻ってきた。最初にここに立ったときは良く解らなかったけど、少し理解出来たような気がする…多分だけど…
私は通りすがりの観光客で、鑑真さんのことは詳しくないけれど、きっと真っ直ぐで飾らない温かい方だったのだろうと思う。
そのご遺徳が1300年たった今でも、しっかりと息づいていて、訪れる者の心を揺さぶる感動を与えて下さっているのかな…
本当に訪れて良かったと思った。また鑑真さんにお会いしに伺いたいと思う。そしていつか憧れの東山魁夷画伯の障壁画も観られたらいいな…
唐招提寺に行ってきた 1
旅行2日目 今日は 奈良 唐招提寺に行った。 近鉄の西ノ京駅で降りる。隣が「薬師寺」だからむしろ薬師寺の最寄り駅かな…
駅を出ると「奈良だなぁ」って雰囲気になる。土塀と草の匂い…
奈良は以前から「草の匂いがする」と思っていた。(京都は、微かにお香の匂いがする) 例えていうなら"青畳"の爽やかで懐かしい匂い…
まだこの国の骨格がよく定まっていない頃、しっかりとした建国を模索していた当時の人々の張り詰めた気概のような匂いが漂ってて、奈良は好き。
「天平」って言葉もいいなぁ。そもそも唐招提寺って響きもカッコいいなぁなどとぼんやり考えていたら、程なく着いた。
門をくぐって境内に入る…
"はぁ~"とため息が出る!すぐに目に入るのが、有名な国宝「金堂」。美しい…
華美な装飾は一切無いのに、何がこんなに"美しい"と感じさせるのだろう?
シルクロードを越えてやって来たギリシャの神殿建築技法で作られた柱に触れてみて"古の人々もこれに触れていたのかな"としばし感慨にふける…
中の仏様に合掌してから、また歩いて行くと「講堂」が見える。これは平城宮から移築されたそうな。もう今では、何も無いかつての都の本物の建造物を目にすることが出来て"本当にそんな時代があったんだな"と実感した。
夜の駅を見て想うこと
こんばんは 沙都です
5月の半ばに京都と奈良を訪れました
2泊3日の予定で 京都駅のホテル グランヴィアに宿泊しました
ここは 駅ビルと一体化したホテルなので市街地を眺められる部屋とホームを見下ろせる側がありまして 私達(娘と一緒)は ホーム側の部屋に案内されました 結構高い階だったので ホームがよく見えました
私は新幹線が大好きなので大喜び(о´∀`о)ずっと眺めていられる 京都駅は勿論大きな駅なので 沢山の路線が乗り入れていまして いろいろな電車や大勢の人々が行き交う様を見ていると ミニチュアの世界を見ているようで 楽しい~(*≧∀≦*)
一泊目の夜は ちょっと上手く寝付けないまま 物凄く早朝に起きてしまいました 少しカーテンを開けて まだ夜が明けない京都の街を眺めていました 東寺の五重塔のシルエットが暗い空にそびえています 京都は高いビルがあまりないので このホテルからの見晴らしがとてもいい!
でも新幹線のホームは照明が明るくついていました 何か線路の具合を点検するらしき見慣れない形の電車がホームの端から端まで行ったり来たりしていました きっと夜中じゅう点検されていたんでしょうね
新幹線てほんとに速いですよね!(私が高校生くらいの時はここまでじゃなかったと思うけど…) 速さに慣れるまでは ちょっと怖いと思ってしまう💦だから線路とか大丈夫なのだろうか?って考えると怖くなるけど きっとプロの皆さんが"大丈夫"って考えてるから走らせてるんだって自分に言い聞かせてます(^-^;
でも この場面を目にすることが出来て"ああほんとに大丈夫なんだ!"って確信できました(^o^)
こんな風に 誰も見ていない時に毎晩毎晩献身的に働いてくださっている方々が居るから新幹線は安全なんですね!
それだけではなく まだ 真っ暗な在来線の線路の上をいくつかの光が動いていました(心霊現象ではない(^-^;) きっと保線員の方々のヘルメットの照明ですね やはり線路の点検をされていたのだと思います
こんな暗い時間なのに 誠実に働いてくださってるんですね!高い所からですが思わず"ありがとうございます"と手を合わせてしまいました(。-人-。)
そうこうしているうちに 空はだんだん明るくなってきました やがて大阪方面から始発の新幹線が優雅に滑り込んで来ました
今日もまたスマートにかっこ良く何事も無いように風を切って走っていくのでしょう 私は幸せな世界に住んでいるのだなあ
ありがとうございます 皆さんのお陰で 今日は奈良に出かけて行けます
それでは皆さま良い夜を
おやすみなさい